完全に“治す”ことは難しいですが、
最新の治療により関節の変形リスクが
劇的に改善!
通常、細菌やウィルスなどから身を守る免疫が自分の身体を間違って攻撃してしまう病気を、関節リウマチを含めて自己免疫疾患といいます。
診断
関節リウマチは非常に診断が難しい疾患ですが、ガイドラインと照らし合わせて診察、血液検査、レントゲン検査、エコー検査などを用いて診断します。関節リウマチに似た自己免疫疾患も多く、それらも見逃さないように検査を行いますが、診断が難しい場合は近隣施設の専門医へ紹介致します。
治療
病気の強さによって治療の選択肢が変わってきます。軽症であれば免疫抑制剤やステロイドなどの内服治療を行い、重症の場合は生物学的製材という注射のお薬を使用します。生物学的製剤は副作用も多く慎重な経過観察を要しますので近隣の専門施設へ紹介致します。
関節リウマチの方は骨粗鬆症を併発している方が多くいます。当院では骨粗鬆症も併せて治療していきます。
痛みの緩和
関節リウマチという病気の治療を行いながら痛みの緩和も行っていきます。鎮痛薬の使用や関節内注射を必要に応じて行います。
また関節の機能や筋力低下の予防のために運動器リハビリテーションの併用も重要です。
手術について
治療にもかかわらず関節の破壊や腱断裂などが生じた場合は手術加療が必要になることがあります。
その場合は、近隣の高度医療機関へ紹介致します。