注射などにより
痛みを直接軽減！
疾患の原因の治療ではありませんが、痛みの改善により運動機能を改善させることで疾患の改善にも繋がります。
トリガーポイント注射
押すと周囲に痛みが広がる点、いわゆるトリガーポイントに鎮痛薬を注射します。
肩こり、腰痛によく行いますが、あらゆる部位の痛みの有効です。比較的安全な場所に注射するので繰り返し行うことも可能です。
神経ブロック
痛みの伝わりを軽減させるのが神経ブロックです。
人体の深い場所、比較的危ない場所への注射となるのでエコーを用いて神経を確認しながら傷つけないように周囲に鎮痛薬を注射します。
特に四肢の痛みなどに有効です。
仙骨硬膜外ブロック
腰由来の下肢症状が想定される場合は仙骨硬膜外ブロックを行います。
お尻の真ん中の仙骨の隙間から針を挿入し神経の周囲に鎮痛薬を注射します。
神経根ブロック
腰椎椎間板ヘルニアなど腰由来の下肢症状の原因（痛みの元となる神経）がはっきりしている場合は神経根ブロックも選択肢になります。
これはレントゲン透視装置を使用してリアルタイムに針の位置を確認し、造影剤で神経の状態を確認した上で鎮痛薬を注射します。
注意点
- 施行後しばらく足が動かなくなる可能性もありますので院内でしばらくお休み頂きます。
- 施行当日は車や自転車では来院されないようにお願いします。
リハビリテーション
注射だけでなくリスクの少ない牽引・温熱療法・低周波治療などの物理療法で痛みを緩和させる治療も行います。
また、上記の注射を用いた治療との組み合わせも可能です。
さらに運動器リハビリテーションで鎮痛後の運動機能を改善させ疾患の治療と再発予防を行います。