中央線・総武線『高円寺駅(南口)徒歩3分

しらさわ整形外科

中央線・総武線
『高円寺駅(南口)徒歩3分

03-6383-1236

膝関節の症状

慢性疾患


変形性膝関節症

大腿骨と脛骨とで形成される膝関節に慢性的に負荷がかかってしまうことで関節軟骨が削れていき、骨が変形してくる疾患です。

原因

加齢や負荷の積み重ねで生じることがほとんどです。膝関節周囲の骨折、膝の靱帯損傷や半月板損傷から移行することもあります。

症状

膝関節の痛み、水が貯まったような腫れ、歩行時痛から発症し、進行するO脚になっていくことが多いです。

治療

投薬、膝関節への注射、リハビリなどで症状を緩和させます。それでも改善が乏しい場合は手術(脛骨骨切りや人工関節置換術)を要する場合もあります。

“治す”ポイント!

運動器リハビリテーションでの膝関節周囲の筋力トレーニングが重要であり、当院では徹底した指導と評価を行います。筋力を強化し膝関節への負担を軽減し進行を予防します。

半月板損傷・断裂

大腿骨と脛骨で形成される膝関節の間でクッションの役割をしているのが半月板です。その損傷や断裂を半月板損傷・断裂と言います。

原因

加齢や負荷の積み重ねで変性といってダメージを受けてきます。生まれつき半月板が大きくなっている円板状半月の方はケガなどで断裂することもあります。

症状

変性した半月板により関節が傷むことで痛みが出現します。断裂した半月板が関節に挟まってしまうことで膝関節が動かなく(ロッキングと言います)なることもあります。

治療

投薬や注射、リハビリで症状が軽快することで通常の生活が可能になることも多いです。しかしロッキングを繰り返したり、痛みの改善が乏しい場合は内視鏡での手術を要することもあります。

“治す”ポイント!

膝関節内への注射は適切に行えば非常に有効です。また、運動器リハビリテーションによる膝関節周囲の筋力増強による予防も大切です。当院では状況に応じて適切な治療を提案致します。

外傷(ケガ)

膝関節靱帯損傷

スポーツや強い外傷などで生じます。内側側副靱帯損傷(MCL損傷)、前十字靱帯損傷(ACL損傷)が特に多いです。同時に骨折も併発していることもあり、気づかれない事もありますので慎重に検査、評価を行う必要があります。

“治す”ポイント!

MCL損傷については手術を要さないことも多いですが、若齢者のACL損傷は手術が必要になることが多いです。当院で正確な評価を行います。また、ケガをしづらい身体作りも重要で当院リハビリテーションでのサポートも行います。

膝蓋骨骨折・膝蓋靱帯断裂

いわゆる膝のお皿の骨折です。膝を直接ぶつける事で骨折は生じますが、強い力で引っ張られることで膝蓋靱帯という膝を伸ばすのに非常に大事な靱帯が断裂することもあります。

“治す”ポイント!

軽度の骨折では手術を要しませんが、ズレが大きい骨折の場合や膝蓋靱帯が断裂した場合は手術を要します。その判断が重要であり、当院ではレントゲン検査、エコーを用いて正確に評価致します。

脛骨高原骨折

膝関節を構成する骨には大腿骨と脛骨がありますが、足を強くついた際に大腿骨と脛骨がぶつかり下にある脛骨の関節面(脛骨高原)が陥没してしまう骨折です。

“治す”ポイント!

ズレが大きい場合はそのまま治っても変形性膝関節症への進行が早くなってしまいますので手術を要します。また、レントゲン検査でわかりづらいこともある骨折で、エコーや関節内の血腫を調べたりすることでしっかり評価する必要があります。